同窓会報No.38

2021 年 第 38 号 TUT 同窓会報 23 聴覚心理物理学研究室の近況報告 修士2年 本間 雄太 卒業生、修了生の皆様におかれましてはますますご健 勝のこととお慶び申し上げます。今年度の聴覚心理物理 学研究室は、引き続き松井 淑恵准教授のもと、博士後期 課程 1 名、博士前期課程 8 名、学部 4 名の計 13 名で研 究に励んでおります。高専連携教育研究プロジェクトより 長野高専専攻科からも学生を招き入れ、初年度は 4 名で スタートした当研究室もにぎやかな顔ぶれになってきまし た。以前のように多人数でのミーティングはできない状況 ではありますが、オンラインを活用し、日々活発にディス カッションしています。 本研究室では、心理物理学的手法を中心にさまざまな 心理実験パラダイムを用いて、聴覚知覚に関連する問題 に取り組んでいます。具体的には、昨年度からのテーマ として高齢者の聴こえを模擬できる模擬難聴システムを 用いた研究、TANDEM-STRAIGHTを用いた合成音声 に関する研究、音楽のテンポの選好に関する研究に加え、 本年度からのテーマとして音声のピッチ知覚の研究、音 楽の楽曲解析や自動作曲に関連した研究、Raspberry Pi を用いてギターとIoT 技術を組み合わせる研究など、バ ラエティに富んだ研究に取り組んでいます。 この季節になると先輩方と静岡へ日帰り旅行したことが 思い出されます。旅行の思い出は私の中で大きな財産に なっており、なかなか研究室の行事を催すことが難しい 状況ではありますが、本年度も研究室の仲間との思い出 を何かしら残したいと考えています。また、一日も早く平 穏な日々が戻るように祈っています。 私たちが充実した研究生活を営めるのは先輩方が尽力 してくださったおかげです。改めて心から感謝申し上げ ます。まだまだ歴史の浅い研究室ではありますが、先輩 方が築いてくださった土台を更に高く積み上げ、次の後 輩へ託せるようにより一層努力してまいります。 ご多忙とは存じますが、事態が収束し、もし豊橋へお 越しになる機会がありましたらお気軽に研究室へお立ち 寄りください。研究室一同、心より歓迎いたします。 最後に、卒業生、修了生の皆様のご健康とご多幸をお 祈り申し上げます。

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