同窓会報No.38

22 2021 年 第 38 号 TUT 同窓会報 認知神経工学研究室の近況報告 修士1年 中西 優斗 卒業生の皆様におかれましては、ますますご清栄のこ ととお喜び申し上げます。認知神経工学研究室の近況に ついてご報告申し上げます。 現在、南教授指導のもと、博士後期学生 2 名、博士 前期学生 4 名、学部学生 5 名の計 11 名で日々研究に取 り組んでおります。また、視覚認知情報学研究室 ( 中内 研究室 ) と共に研究を行っており、学生 36 名、教職員 4 名の体制で運営しております。研究室活動の体制として は、これまでのVTG、VSG、VEGの 3 グループ制から、 博士学生がリーダーを務めるユニット制に移行しました。 これにより、さらに研究を加速させていこうと考えており ます。 本研究室では、ヒトの認知行動を計測し、脳活動や眼 球運動を中心とした生体信号を計測・制御することによ り、ヒトの認知処理に関わる神経ネットワークの解明の 研究を進めております。 本年度は感染症の影響からがらりと変わり、ヒトを対 象とした実験を行う本研究室の活動にも影響が生じてい ます。また、外部での発表はオンラインのみとなり、留 学に関しても中止せざる負えない状態が続いております。 しかし、この状況であるからこそ、今自分たちにできる ことを考え、国内外問わず、オンライン学会での発表や 論文誌への投稿を積極的に行っております。 学生の活動としましては、佐藤が日本学術振興会特別 研究員 (DC2) に採択されました。来年度から研究員とし て、研究を行ってまいります。卒業研究発表会では、中 西が優秀賞を受賞しました。留学に関しては、井上が IMLEXプログラムに採用され、フィンランドのヨエンス とフランスのサンテティエンヌの 2 か国で 1 年間海外留 学を行うことが決まりました。今年 8 月からフィンランド へ旅立つ予定となっています。また、中古賀が本研究室 初となる博士号を取得しました。来年度から、鳥羽商船 高等専門学校の情報機械システム工学科に助教として着 任予定となります。 研究活動以外にも、オンライン新歓や追いコンなどの 催しものを行ったり、有志を募って密を避けた釣りやサッ カーなどを行っています。研究とメリハリをつけつつ、互 いに協力し合いながら活発な生活を送っております。 最後となりましたが、卒業生・修了生の皆様のご健勝 とご活躍をお祈り申し上げます。また、時節柄どうかご 自愛ください。 中内・南研究室合同の集合写真

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