同窓会報No.38

24 2021 年 第 38 号 TUT 同窓会報 同窓生の皆様におかれましては、お元気にご活躍のこ とと存じます。応用化学・生命工学系の近況についてご 報告申し上げます。前号の同窓会報以降、COVID-19 が 世界中に広まり、本系の教育研究にも大きく影響しており ます。2019 年度の修士論文審査会までは従来通り実施す ることができましたが、その後卒業式・修了式は中止とな りました。また 3 月は学会シーズンでもありますがほとん どの学会が中止を余儀なくされました。2020 年度に入る と入学式が中止になり、授業の開始時期を5 月の連休明 けにずらすとともに、講義や諸会議をオンライン化せざる を得なくなりました。あわせてほとんどの学生が長期間に わたり大学に入構できなくなり研究室活動も大きく影響を 受けました。その後、徐々に活動抑制は緩和されましたが、 市中感染の状況によって断続的に活動抑制が設定され、 現在も予断を許さない状態が続いております。2020 年度 は学部 4 年生の実務訓練も中止となり、例年 12 月末に開 催される卒研発表会は 2 月にオンラインで行われました。 修論審査会もオンラインで実施いたしましたが、大きな制 約を受けながらも日々奮闘した学生諸君が自身の研究成 果を発表することができ、活発な議論がなされました。 続いて前号の同窓会報以降の応用化学・生命工学系の 教員異動についてご報告いたします。2020 年 4 月の寺嶋 一彦学長就任に伴い、2016 年 4 月から2020 年 3 月まで 和歌山高専校長を務められた本系ご出身の角田 範義先 生が理事・副学長に就任されました。2020 年 5 月末をもっ て伊藤 博光助教は民間企業に異動されました。2020 年 10 月には栗田 弘史助教が准教授に昇任されました。ま た、2021 年 3 月に伊津野 真一先生が岐阜高専校長に転 出されました。伊津野先生は1982 年に旧物質工学系に 着任され、39 年間の長きにわたり高分子化学の教育・研 究にご尽力くださいました。学内再編後の環境・生命工 学系では 2012 年度から2 年間系長を務められ、2016 年 度からは学長特別補佐や副学長としてご活躍されました。 2021 年 7 月には柴富 一孝先生がエレクトロニクス先端融 合研究所(EIIRIS)教授として昇任されました。EIIRIS で“武者修行”していただくための時限付きの異動です。 柴富先生には引き続き本系の兼務教員としてこれまで同 様に教育・研究に携わっていただいております。また、 2021 年 7 月25日に山田 剛史先生がご逝去されるという 大変残念な出来事がありました。山田先生は 2008 年 10 月に旧エコロジー工学系に着任され、2020 年 4 月には准 教授に昇任され今後さらなるご活躍が期待されている矢 先でした。ここに改めてご冥福をお祈り申し上げます。研 究室一覧および教員配置ついては、別表をご参照くださ い。 以上、応用化学・生命工学系の近況をご紹介いたしま したが、最新の情報は本学ホームページや応用化学・生 命工学系ホームページ (https://chem.tut.ac.jp/ )をご覧 ください。COVID-19 の影響で社会情勢は大きく変化し ておりますが、応用化学・生命工学系教職員一同、教育・ 研究・社会貢献をミッションとして一層励んで参る所存 です。今後とも応用化学・生命工学系の教育・研究活動 に一層のご高配・ご支援を賜りますようお願い申し上げま す。末筆ながら、同窓生の皆様の益々のご活躍とご健康 をお祈り申し上げます。 学内近況報告 系長 松本 明彦

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