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研究室だより

【機能情報工学分野】 北崎研究室の近況

知識情報工学専攻 修士2年  田 村 健

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 卒業生,修了生の皆様,そして,北崎研究室OB,OGの皆様,いかがお過ごしでしょうか。それぞれの職場でご活躍なされていることと存じます。本稿では,北崎研究室の近況について,ご報告します。
 現在,北崎研究室には,学部生4名,修士生11名,博士生2名がおり,北崎准教授,繁桝特任助教(インテリジェントセンシングシステムリサーチセンター),松嵜研究員の指導のもと,日々研究に励んでいます。
 本研究室では,人間の知覚・認知機能の科学的解明をテーマに研究を行っています。方法として,心理物理実験,認知実験,脳機能計測を行い,統計解析,モデル構築,理論構築を行います。特に,未来ビークルのための科学,知覚的リアリティのための科学,インテリジェントヒューマンセンシングのための科学,の3つのテーマを軸に活動しています。それぞれが積極的に学会,研究会などで成果を発表し,研鑚を積んでおります。今年もアメリカへの留学,論文投稿,国際学会での発表などがありました。また,7系堀川先生の研究室,4系中内先生の研究室と合同で勉強会を開くなど,非常に意欲的に取り組んでいます。それもこれも,諸先輩方に研究の礎を築いていただいたおかげだと実感しております。
 また,新たに始まった研究としては,これまでの研究成果を生かし,脳で機械を動かす,BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)の開発にも取り組み始めました。これはメディアでも取り上げられ,学生の(もしかしたら教員も?)研究意欲を非常に高めました。
 研究だけではなく,息抜きにレクリエーションを行い,交流を深めています。今年の夏は田原町の海でバーベキューをしました。集合場所に来ず,先に海水浴をはじめている人,なぜかアボガドを買いすぎる,などのハプニングはありましたが,とても楽しくいい思い出になりました。
 豊橋近辺に来られることがありましたら,ぜひ研究室にお立ち寄りください。あの先輩は今ごろどうしているかなぁと,よくみんなで話していますが,当人不在なので,結論があらぬ方向に収束してしまいます。
 近況報告,厳しい社会のお話をぜひ聞かせてください。北崎研究室一同,お待ちいたしております。
 最後になりましたが,諸先輩方のますますのご発展を心よりお祈りいたします。


【情報科学分野】 増山研究室の近況

知識情報工学専攻 修士2年  坂 地 泰 紀

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 卒業生・修了生の皆様,いかがお過ごしでしょうか。それぞれの職場で大いにご活躍なされていることと思います。今回は,増山研究室の近況についてご報告します。
 現在,増山研究室には増山繁教授と酒井浩之助教のご指導のもと,学部生5名,修士課程5名,博士課程4名が日々研究に取り組んでいます。近年,増山研究室では博士課程に進む学生が増えてきています。それに伴い,研究室内での議論も白熱しております。
 増山研究室では,アルゴリズム工学と自然言語処理の二つのテーマを中心に研究を行っています。アルゴリズム工学では,耐ビザンチン故障サーバやAGV(自動搬送車)群の運行制御,特にデッドロックの検出・回復の研究を行っています。自然言語処理では,複数文書要約,レポートの剽窃部分の検出に関する研究,近年では特に交通事故原因表現の抽出,企業の業績要因表現の抽出や因果関係の抽出などのテキストマイニングに力を入れています。
 また,進捗報告会や学部生を対象にしたゼミ,オンラインアルゴリズムに関するゼミ,機械学習に関するゼミを行っています。機械学習に関するゼミでは,C磁M磁ビショップ著の「パターン認識と機械学習」に出題されている問題を可能な限り全て解きながら進めています。
 昨年度は修士学生2名がニューヨーク大学の関根聡研究准教授の元で研究を行ってきました。2名の修士学生は別々の時期にニューヨークに行き,スペイン人とのルームシェアリングを体験しました。現在も関根先生と共同研究を行っております。
 増山研究室の観賞用植物も順調に増えています。挿し木を繰り返すことにより,各部屋の植物が増えています。今年,とうとう幸福の木に花が咲きました。研究室が出来て以来初めてです。しかし,この花は非常に臭く,誰かがキンチョールを撒き散らしたのかと思ったくらいです。幸福の木は十数年育てないと花を咲かせないため,花が咲くとその年は幸せになるといわれています。しかしながら,とても臭かったため,数十年の歳月をかけて咲いた花は一瞬にして刈り取られました。
 最後になりましたが,皆様の今後の更なるご活躍を心からお祈りいたします。そして,豊橋近辺へ来られる際には是非,本研究室にお立ち寄りください。


【分子情報工学分野】 関野研究室の近況

知識情報工学専攻 修士1年  伊 井 隆 浩

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 卒業生,修了生のみなさま,いかがお過ごしでしょうか。それぞれの職場で大いにご活躍のことと存じます。 関野研究室は現在,関野秀男教授を中心に墨智成助教,博士1名,修士5名,学部3名の計11名で活動しております。新しく入ってきた3人の学部生はいずれも素晴らしい個性を持ち,それぞれが積極的に活動しています。
 それでは,研究活動の報告をさせていただきます。まず,研究室内では週1回セミナーでの発表を行っております。本年度は研究室にプロジェクターとスクリーンが導入され,ミーティングコーナーを設置することができました。これにより確実に定期的なセミナーを開催できるようになり,研究室のメンバー一同気持ちを新たにしております。また外部での活動も各学会,ワークショップ等への積極的な参加をしており,国際学会でポスターセッションを英語で行うなど,よりレベルの高い活動を心がけております。また毎年恒例の輪講については,本年度は学部生の希望により夏休み中も時間を設けて輪講を行いました。輪講の内容が一昨年から昨年そして今年と,順調に進歩改善されていると感じております。
 さて,本年度の研究以外の活動については,さしあたって夏の合宿のことを報告させていただきます。本年度の合宿は私が企画をさせていただき,静岡の大井川へ行ってまいりました。この夏はみなさまも周知の事情により,車での長距離移動は控えました。皆でSLの旅を楽しもうという趣向でしたが,別行動をとっていた関野先生はやむをえない事情でSLに間に合わなくなってしまったり,終点の駅から宿までの道で土砂崩れがあり急遽ルートを変更したりとトラブルに見舞われた合宿となりました。ちなみにせっかく予約したSLでしたので,先生以外のメンバーは先生を待たず,SLでの旅を満喫させていただきました。往路はこのように不測の事態が続いたため,乗り継ぎが悪く電車やバスを待って駅で1時間近く待機することが数回ありました。帰るときには「30分しか待たなくていいのか」などと,普段の多忙な生活からは想像できないような発言まで飛び出しました。また,この時の学部生の発表は夕食,入浴をはさんで深夜にまで及び,最長記録を樹立しました。
 最後になりましたが,みなさま社会人として多忙な日々をお過ごしのことと思います。また何かの機会に豊橋近辺へ来られることなどありましたらぜひ研究室にお寄りください。その際には,失礼を申しますが,「なんかしゃべれる」準備をして来ていただけたならば嬉しい限りです。

(TUT同窓会報 第26号より)

※ 同窓会報 第26号「研究室だより」の記事において、 北崎研究室の執筆者のお名前を誤って印刷してしまいました。 大変失礼致しました。お詫びして訂正申し上げます。

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