同窓会報No.38

26 2021 年 第 38 号 TUT 同窓会報 機能性高分子化学研究室の近況報告 博士前期課程2年 柴田 誠也 等が出版する国際ジャーナルに掲載されています。 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、大学への 入構禁止措置や研究活動制限があり、十分に実験でき ない期間もありますが、限られた時間を最大限有効活用 して、研究活動を行っています。実験できない期間には、 Google Meetなどのオンライン会議システムを用い、リモー トで雑誌会や報告会を実施しています。また、報告会や 雑誌会の資料作成、文献調査や論文読解を行い、研究 者として成長できるよう一生懸命勉学に励んでいます。な お、研究室恒例のイベントは全く実施できていないため、 感染状況が早く改善し、ソフトボール大会、お花見、バー ベキューやコンパなどができる日を待ち望んでいます。 昨年度の後半に、B 棟の改修工事が行われ、教員居室 および学生居室が綺麗に改装されました。ご多忙のことと 存じますが、豊橋近郊にお越しの際は研究室に是非お立 ち寄りください。研究室一同、心よりお待ちしております。 末筆ながら、各先輩方の更なるご活躍とご健勝をお祈り 申し上げます。 卒業生、修了生の皆様、いかがお過ごしでしょうか。 各先輩方におかれましては、益々ご活躍のことと存じます。 研究室の近況に先立ち、伊津野研究室についてお知らせ いたします。昨年度末に伊津野先生が本学からご転出さ れ、4月より岐阜高専の校長に着任されました。これに伴 い、伊津野研究室に在籍していた学生は原口研究室に移 籍し、旧伊津野研および原口研の学生は4月より原口研究 室のメンバーとして活動しています。 現在の原口研究室の学生数は博士後期課程学生 4 名、 博士前期課程学生 8 名と学部学生 6 名の計 18 名で、う ち日本人学生は 8 名、外国人留学生は10 名です。原口研 では外国人留学生が日本人学生よりも多く、様々な国籍の 学生が在籍しています。そのため、英語でコミュニケーショ ンしながら日々の研究活動を行っており、語学力の向上に 役立っています。研究室の主な研究テーマは「シンコナア ルカロイドやプロリノール誘導体を用いた高分子キラル触 媒の開発」、「機能性高分子微粒子の合成」や「高分子キ ラル触媒によるワンポット反応や連続フローシステムの開 発」です。これらの研究結果はACS、Wiley、Elsevier 伊津野研究室・原口研究室 集合写真(2021年 3月撮影)

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