同窓会報No.37

26 2020 年 第 37 号 TUT 同窓会報 有機合成化学研究室の近況報告 博士後期課程1年  OTOG NANSALMAA ます。これらの研究室の近況をFacebook ページ Iwasa Laboratory で公開しております。お時間がある時に是非 「いいね」ボタンを押してご覧頂けたら幸いです。 研究活動以外にさくらサイエンス、交換留学プログラ ムでモンゴル、ベトナム、ドイツなどから毎年 5 人から10 人程度の留学生の受け入れがあります。また、B4 の実務 訓練とM1の海外研究インターンシップで、ラオス、イン ド、ベトナム、モンゴルへ本研究室の学生を送っています。 このように、研究室へのインプットだけでなく、アウトプッ ト活動もあることで、研究以外に言語、異文化交流を体 験でき、国際感覚を身に付けております。 充実した学生生活を過ごすことができているのは、卒 業生ならびに修了生の皆様の積み重ねた努力のお陰だと 考えております。諸先輩方におかれましてはご多忙とは 存じますが、母校にお越しになる機会がございましたら、 研究室にお気軽にお立ち寄りください。お会いできること を楽しみにしております。 最後となりましたが、先輩方のさらなるご活躍とご健康 をお祈りしております。 卒業生ならびに修了生の皆様、いかがお過ごしでしょ うか。諸先輩方におかれましては、それぞれの職場でお 元気にご活躍のことと存じます。有機合成化学研究室の 近況を報告致します。 本研究室は現在、岩佐精二 教授のもと、博士後期課 程 2 名、博士前期課程 5 名、学部 3 名が在籍し、日々研 究に取り組んでおります。留学生が 4 名で、時にはベト ナム、モンゴルを始め 5ヵ国の留学生が所属した時もあ るグローバルな研究室です。 当研究室では、遷移金属を用いた触媒の開発や遷移金 属触媒を用いたカルベン中間体の新しい不斉反応の開発 やその医薬品候補群への合成的応用などを課題として研 究を行っています。また、研究成果を学術雑誌に投稿し たり、国内外での学会で積極的に発表したりしています。 最新の研究成果としては、ジアゾオキシムエーテルの触 媒的不斉シクロプロパン化反応の開発であり、新規反 応の開発として、Organic Letter に掲載されました。ま た、インドネシアとオーストラリアで開催された国際学会 ICST 2019、CatScience-2019 において、本研究室の学 生がそれぞれ奨励賞を受賞するなど高評価を頂いており 研究室だより 応用化学・生命工学系

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