同窓会報 No.36 2019
26 2019 年 第 36 号 TUT 同窓会報 同窓生の皆様におかれましては、元気でご活躍のこ とと存じます。環境・生命工学系の近況についてお知 らせします。前号の同窓会報以降、環境・生命工学系 教員の異動はありません。平成30年度より系長が松本、 副系長が齊戸美弘教授、浴俊彦教授で環境・生命工 学系を運営しています。環境・生命工学系に所属する 教員は、先端環境技術、生態工学、生命工学、分子機 能化学の各分野で引き続き活発な教育・研究活動を行 なっております。研究室一覧および教員は別表をご覧 ください。本系の学生・教員の受賞や研究成果のプレ スリリースなど最新の情報は本学ホームページや環境・ 生命工学系ホームページをご覧ください。また、前号 の同窓会報で、お知らせした JABEE(日本技術者教 育認定機構)の受審については、審査の結果、2017 年 4 月 1 日から 6 年間の認定を受けました。審査の結果 は 3 年後の中間受審が必要になる場合が多いのですが、 全期間を通して認定されたことは大いに喜ばしいこと でした。受審に際し、数名の卒業生・修了生の方々には、 大学にお越しいただき審査委員との面談にご協力いた だきました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。 既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、平成 31 年 4 月 1 日から「環境・生命工学課程/専攻」の名 称を「応用化学・生命工学課程/専攻」に変更します。 平成 22 年度の学科再編で旧「物質工学課程/専攻」 と旧「エコロジー工学課程/専攻」を「環境・生命工 学課程/専攻」としてスタートして 9 年が経過しまし た。環境・生命工学課程/専攻は、物質科学(応用化 学)と生命科学を基盤として環境科学等の複合的分野 をも視野に入れた課程/専攻として、幅広い視野を持 つ高度技術者及び研究者の育成を目的として教育・研 究を行って参りました。このたび、化学の重要性に対 する社会の認識の一層の向上と、本課程/専攻の専門 基礎教育の拡充に対応するとともに、受験生及び産業 界に対して「応用化学」が本課程/専攻の教育研究基 盤の一つであることを明確に示すために課程及び専攻 の名称を変更します。変更に当たっては在学生・保護 者・高専教員などを対象としたアンケートを行い、賛 成の意見がほとんどだったことに励まされ変更手続き を進めることにした次第です。こうして本年 6 月に文 部科学省より平成 31 年度からの名称変更が認められま した。現在は教員配置や教育課程など具体的な検討を 継続的に進めています。また、名称変更を記念して平 成 30 年 9 月 22 日に「応用化学・生命工学シンポジウ ム」を開催しました。シンポジウムには化学・生物系 学科を有する高専の先生方を全国からお招きし、鈴鹿 高専校長 吉田潤一先生、本学を修了し高専教員として 活躍されていらっしゃる函館高専副校長(教務主事)・ 物質環境工学科教授 小林淳哉先生、久留米高専生物 応用化学科准教授 渡邊勝宏先生から名称変更に対す る期待のお言葉を頂戴いたしました。シンポジウムに は在学生も数多く参加し、これからの本系の教育・研 究への取り組みについて確認しました。同日に開催し た情報交換会では、本系教員と多くの高専の先生方が 交流を深めることができ、今後の本系と高専の連携の 一層の強化を確認して成功裏に終了いたしました。「環 境・生命工学」という名称が無くなるのは、本系の卒 業生にとって寂しいことと思われるかもしれませんが、 本系のさらなる飛躍のための名称変更であることをご 理解いただき、今後とも本系の教育・研究活動に一層 のご理解・ご支援を賜れますようお願い申し上げます。 末筆ながら、同窓生の皆様の益々のご活躍とご健康を 心よりお祈り申し上げます。 学内近況報告 系長 松本 明彦
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