同窓会報 No.36 2019

2019 年 第 36 号 TUT 同窓会報 23 新任教員より 2018 年 8 月より情報・知能工学系メディア・ロボット情報学分野の助教として着 任しました、遠藤結城と申します。学部から博士前期課程まで筑波大学に在籍し、 修了後は民間企業の研究者として約 4 年半勤務しました。退職後は筑波大学に助 教として勤務しながら、同大学の社会人博士後期課程で三谷純教授、金森由博准 教授の御指導のもと、博士(工学)の学位を取得しました。2 年間の任期を務めた後、 この度本学でお世話になることになりました。 専門はコンピュータグラフィックス (CG) です。CGと言っても、内容はみなさんが すぐに思い浮かぶだろう映画のような 3DCG、写真のような 2D、はたまた 3Dプリ ンタを使ったものづくりなど、多岐にわたります。私はその中でも主にデジタル画像を自然に加工・生成できる技術の研究 に取り組んでいます。今まではどうすればコンピュータがリアルな画像を作り出せるかを、研究者が試行錯誤して考えてき ました。それをインターネットの世界にあふれる膨大な映像データから、今流行りの人工知能に自ら学ばせることができな いか、ということを研究しています。会社員時代は様々な機械学習アルゴリズムを駆使したデータマイニングの研究にも従 事してきたため、その経験も活かして日々研究に取り組んでいく所存です。 豊橋に来てまだ数か月しか経ちませんが、周りに自然が多く、出身地の新潟と異なり降雪も少ないとのことで、特段不便 もなく過ごしやすい生活を送っています。また、着任して右も左もわからない中、教員や事務の方々には大変お世話になり、 心より感謝申し上げます。本学の発展に貢献出来るよう精進して参りますので、今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い 申し上げます。 情報・知能工学系 助教  遠藤 結城 2018 年 4 月2日付けで情報・知能工学系に助教として着任いたしました。林宏 太郎と申します。出身は大阪府河内長野市という来年度から自動運転の実証実験が 行われるところです。幼き頃からロボットに興味があり、大阪大学に入学。学部に おいてマツコロイドなどで有名な石黒浩先生に出会ったのが運の尽きでした。けい はんな学研都市に存在する国際電気通信基礎技術研究所という世界トップクラスの 研究所に送り込まれ、その後から今に続くまで、人とロボットのコミュニケーション について研究に従事しております。 2016 年頃より、各メーカーがこぞって人の隣にいるコミュニケーション・ロボット を次々と世に出し始めました。インテリジェント・スピーカーなどもその一つです。1 万円程度で家庭に置くことのできる世 の中です。しかし、実際皆さんの家庭の中でロボットは欠かすことのできないものになっているでしょうか? 大事な家族 になっているでしょうか? なるためにロボットは何をしなければならないのでしょうか。どのようなロボット・デザインを持 たねばならないのでしょうか。既に走り始めた人とロボットの関わりで、人同士で交わされるような僅かなサインをロボット が行うことで人はどう感じるか? について現在は研究を行っております。 前職は東京農工大学で特任助教をしておりまして、この度はじめて正規の教員として働かせていただくことになりました。 至らぬことも多々あるかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。 情報・知能工学系 助教  林 宏太郎

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