同窓会報 No.36 2019

2019 年 第 36 号 TUT 同窓会報 13 におきましても、溶けた金属を鋳型に精度良く注ぐ自動注 湯や船上の旋回クレーンの振動を抑制する制御理論の構 築、また、ロボットアームによるバリ取りにおける手先圧 力制御などの研究を行っております。これらの研究成果 は国際会議である IEEE CCTA2018 や自動制御連合講 演会などで発表しており、また、最新の研究成果は当研 究室のWeb ページでも随時公表しております。 研究活動以外の行事としては、茶話会やボーリング大 会、忘年会、追いコンなどの催し物を行っており、先輩 後輩関係なく楽しんでおり、研究の良いリフレッシュにな るとともに、当研究室の学生間の距離が近いことを改め て感じさせてくれます。 ご多忙とは存じますが、豊橋方面にお越しになる際は、 ぜひ当研究室にお立ち寄りください。研究室一同お待ち 申し上げております。 最後となりましたが、卒業生・修了生の皆様のますま すの弥栄をお祈り申し上げます。 卒業生の皆様におかれましては、ますますご健勝のこ とと存じます。システム制御研究室の近況についてご報 告申し上げます。 現在、三好孝典准教授、田崎良佑助教のもと、博士後 期課程 4 名、博士前期課程 22 名、学部生 6 名で研究に 勤しんでおります。昨年度には社会人博士学生 1 名に加 え、ダブルディグリープログラムによりドイツからの留学 生 1 名とパキスタンと香港からも留学生を迎えることがで き、留学生が 6 人も在籍する非常に国際色豊かな研究室 となっております。また一昨年まで、本研究室の教授であっ た寺嶋一彦教授は名誉教授になられ、さらにそのかたわ ら本学 理事・副学長として引き続き本学のためにご尽力 いただいております。 また、現在、研究室で進めている研究としまして、ロ ボティクスとシステム制御の 2 つの分野に分けられます。 ロボティクスの分野では、介護支援ロボットTerapio や 歩行支援ロボットなどによる介護・リハビリ支援技術の開 発や、ベッドから車いすへの移乗動作を支援するロボッ トの開発、より多様な遠隔コミュニケーションを可能にす るテレコピーロボットや多人数が一度にインターネットを 介して遊べる力覚協調型デバイスの研究、さらには農業 ロボットの開発を行っています。また、制御工学の分野 システム制御研究室の近況報告 笹竹 晴萌