同窓会報 No.36 2019
12 2019 年 第 36 号 TUT 同窓会報 ます。 研究成果を報告するため、ポスター発表や学会など にも積極的に参加をしております。今年度行われた、軽 金属学会 東海支部主催の若手研究者ポスター講演会 において、2 人の学生が奨励賞を受賞するなど、輝かし い成果を収めています。研究室の近況・受賞歴などにつ きましては研究室ホームページ (http://www.str.me.tut. ac.jp) にも掲載しておりますのでご覧頂ければ幸いです。 研究室内では、激動の社会を生き抜くため、日々、材 料のみならず、心身ともに鍛えております。多くの学生 は、わが国の発展に寄与すべく、自主的に「月月火水木 金金」で研究に励んでおります。中には、自宅に帰らずに、 研究室の座椅子を「夢の床」としている学生も見受けら れます。リフレッシュのため、研究活動だけではなく、新 入生歓迎会や打ち上げ、旅行 ( ダム巡りなど )といった行 事を定期的に行っており、研究室のメンバー同士が仲睦 まじいのが特徴です。いつも和気あいあいとしており、学 生居室にスマートフォンをタップする音と、ポップな音楽 がこだますることも決して珍しくはありません。 最後になりましたが、卒業生・修了生の皆様のますま すのご活躍を祈念しますとともに、今後とも研究室にご 支援くださいますようお願い申し上げます。 本学の卒業生・修了生の皆様におかれましては、ご健 勝のことと存じます。 本研究室は、三浦博已教授、小林正和准教授、青葉 知弥助教、田中洋子秘書、学生 22 名 ( 博士後期課程 1 名、博士前期課程 10 名、学部生 11 名 ) の総勢 26 名と なっております。昨年度は、残念ながら諸事情により、研 究室を異動される学生が多く目立ちました。さらに今年度 は、研究室配属希望人数が過去に例をみないほど少なく、 深刻な人材不足が懸念されましたが、幸いにも高い志を 持った学生が多く配属され、例年以上の活気が感じられ るようになりました。 本研究室では、ナノメートルオーダーの結晶粒径を有 する新素材バルク金属・合金の創製と高強度化、塑性変 形、破壊などに関する諸問題や、高温加工とその後の熱 処理に基づく組織制御などの研究に取り組んでいます。 また、高輝度放射光施設 SPring-8にて金属材料のX 線 CT 観察を行い、金属材料のミクロ組織を高分解能で 3-D可視化をしております。これにより、材料の変形、損傷、 破壊、疲労過程の各種現象の解明が可能になると期待さ れています。さらに、材料内部のミクロ組織特徴点の追 跡により材料内部の力学量(応力、ひずみ、変位、き裂 進展駆動力など)を3-D高密度計測する研究を行ってい 高強度マテリアル開発・評価研究室の近況報告 金山 弥旦
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