同窓会報 No.36 2019

2019 年 第 36 号 TUT 同窓会報 11 機械ダイナミクス研究室の近況報告 佐藤 恒星 の 3 次元弾性リングモデルを用いて応答解析を行い、実 測との比較で妥当性の検証、ホイールの力学特性を加味 したモデリング、それを用いた種々の力学解析などを行っ ています。 さらにスポーツ工学分野の研究にも取り組んでいます。 けがの予防・抑制を目的としたロングパイル人工芝の数 学モデルの同定および衝撃緩衝性の評価や、筋骨格モデ リングソフトウェアの逆動力学解析による身体特性の評 価を行っています。 研究活動以外の行事として新入生歓迎会や打ち上げも 頻繁に行っています。本研究室ではスポーツ大会に力を 入れており、開催されるものには全て参加しているのです が、その中でも駅伝大会には特に注力しています。年々 成績が良くなっており、来年度こそは優勝を目指していま す。 ご多用とは存じますが、豊橋方面にお越しになる機会 がございましたら、研究室にお気軽にお立ち寄りください。 研究室一同、心よりお待ちしております。 最後となりましたが、卒業生・修了生の皆様の益々の ご活躍を祈念しますと共に、今後とも研究室にご支援く ださいますようにお願い申し上げます。 本学卒業生ならびに修了生の皆様方におかれましては お元気でご活躍のことと拝察いたします。今年度の機械 ダイナミクス研究室の近況についてご報告申し上げます。 現在、本研究室は河村庄造教授、松原真己助教の下、 博士前期課程 19 名、学部生 8 名、後期から博士後期課 程の学生が 1 名加わり、総勢 28 名となっております。ま た 3 年間講師として務められた伊勢智彦講師は、本年度 の春から近畿大学に准教授として移られました。 加えて湯川治敏愛知大学教授、安田好文本学名誉教 授に協力教員としてご教授いただきながら、研究に励ん でおります。 本研究室では機械・機器・構造物・スポーツ用具な どの人工物および身体運動の動的挙動に注目したモデル 化、解析、設計に関する研究を行っており、研究内容と してはいくつかのテーマに分けられております。 1 つは機械・構造物の診断・設計に関する研究です。 層状構造物のどこかの外壁や結合部に異常が発生した場 合に、ひずみを測定することで異常を特定する手法の提 案や長周期地震動によって振動振幅が大きくなった場合 に、免震装置の固有振動数を高くして共振を抑制するシ ステムの設計などを行っています。 またタイヤを対象としたモデル化も行っており、タイヤ 研究室だより 機械工学系

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