卒業生,修了生の皆様,いかがお過ごしでしょうか。皆様におかれましては,それぞれの職場において大いにご活躍のことと存じます。ここで紙幅をお借りしましてソフトウェアシステム研究室の近況について報告したいと思います。
現在本研究室は,梅村恭司教授を中心に,博士2名,修士9名,学部3名にて日々研究に取り組んでおります。小規模ではありますが,各人の個性が引き立つ,バラエティに富んだ研究室です。ところで昨年度から今年度にかけて,本研究室には大きな変化がありました。我らが主,梅村恭司が計算機大講座の助教授から情報システム大講座の教授に昇進の運びと相成りまして,それに伴い教官室・研究室共に部屋を移動し,装いを新たに再出発いたしました。
先輩方より受け継いだ良い伝統を大切に,研究室一同気を引き締めて研究に取り組みたいと考えています。研究活動といたしましては,週に2度のゼミ,2週に2度の進捗報告を通じて日々勤しんでおります。本研究室のテーマとして,コンピュータの利用技術として応用範囲が広い,WWWの諸技術,ネットワークプログラミング言語の実装技術,推論処理,統計処理などを研究しております。過去の研究事例には,情報検索における関連語の重みに関する研究,変更量に基づくWebページの世代管理システム,メモリ効率の良い一般化文書頻度計数アルゴリズムがあります。また,研究ばかりではなく,春には新歓でイタリアンを食し,夏には海鮮を食し,秋には焼き肉を食し,冬には鍋を食し,追い出しではお酒を戴くという風に季節感と美食を重んじ,様々な行事を通じて交流を深めています。
ホームページにて研究室の近況やメンバーについて公開しておりますので是非ご覧ください。また,お近くまでお越しの際には,お気軽にご訪問頂ければ幸いです。研究室一同,ご訪問を心よりお待ちしております。最後になりますが,諸先輩方の今後のさらなるご活躍を心よりお祈りして,筆を置かせて頂きます。