クリーンパワー変換工学講座(乾研究室)

修了生・卒業生の皆様,ますます御健勝のことと存じます。現在,本研究室は修士2年が5名,修士1年が3名,学部が4名で構成されています。このうち1名は他大学を卒業後,入学してきました。総勢12名,我々は乾助教授のもと日々研究に勤しんでいます。

研究内容は「固体酸化物燃料電池に関する研究」,「リチウムイオン二次電池に関する研究」,「分散電源システムの最適運用に関する研究」,「超長距離超高圧直流送電に関する研究」の4テーマを中心に,環境汚染や地球温暖化等の地球環境問題や化石燃料の枯渇等のエネルギー問題を考え,効率が高くしかもクリーンな発電技術やエネルギーロスの少ない電力輸送および貯蔵技術に関する研究を行っています。それぞれ実験やシミュレーションにより得た成果を国内外論文誌や国内研究会・学会,国際学会など多くの場で発表しています。また,最近,企業の方々と共同で,固体高分子燃料電池の研究にも着手しました。週に一度,報告会と称して各自の研究成果や今後の方針などについて話し合い,勉強会では発表者を中心に研究で必要な知識を幅広く吸収し研究室全体のレベルアップを図っています。

毎年夏には研究室旅行に行っていますが,今年は静岡へ行ってきました。静岡市で陶芸や和染めなどの伝統工芸を体験し,登呂遺跡と竜ヶ岩洞を見学,夜にはカラオケを歌いました。今回,乾先生が旅行に参加するという史上まれに見る出来事が起こったことによって,先輩方から引き継いだ研究室の良い雰囲気が一層良くなったと感じます。

過日,諸先輩方が本研究室に訪問された折には楽しく貴重なお話をしていただき,とても嬉しく思っています。今後も先輩方の御来校の予定があるといううわさを耳にしております。ご多忙とは存じますが,豊橋近辺へ来られたときには是非研究室へお立ち寄り下さい。研究室一同,心よりお待ちしております。

最後になりましたが,皆様の更なるご活躍とご健康をお祈りしております。

報告:伊藤 信之(修士2年)


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