8 2025年 第42号 TUT 同窓会報 上に関する研究も行っており、幅広い研究領域に注 力しております。研究室に安部先生が加わって間も ないため、それぞれのテーマごとに担当教員が分か れており、現状として材料組織制御と塑性変形制御 を包含した研究については日が浅いですが、今後は これらの領域をさらに融合させた研究体制への移行 を計画しています。このように、材料科学の基礎か ら応用に至るまで、多様な視点から課題にアプロー チすることで、産業や社会に貢献する新たな知見と 技術の創出を目指しています。 大学内における生活では、本研究室の学生・教員 は研究のみならず、大学のイベントへの参加にも積 極的です。最近では、学友会主催の駅伝大会に参加し、 修士1年と修士2年の学生がそれぞれチームを組み 参加しました。(写真2)惜しくも修士2年チームは 4位、修士1年チームは8位の結果となりましたが、 来年こそは入賞しようとリベンジに向け、トレーニ ングに励んでいます。 卒業生ならびに修了生の皆様におかれましては、 大学の近くに立ち寄る機会がございましたら、ぜひ 研究室にもお立ち寄りいただければと存じます。心 よりお待ちしております。末尾ながら、皆さまのご 健勝とご多幸を祈念申し上げます。 卒業生、修了生の皆様、いかがお過ごしでしょうか。 皆様におかれましては、益々ご活躍のこととお慶び 申し上げます。 「材料機能制御研究室」は、戸髙義一教授、足立 望准教授、そして昨年度から極限成形システム研究 室を率いていた安部洋平准教授と、今年度から新た に石井裕樹助教が加わり、4名の先生のご指導のも と、運営されています。研究室のメンバーは、教員 4名、秘書 1 名、博士学生 2 名、修士学生 19 名、学 部学生11名、特別研究学生1名の合計で38名の大 所帯です。(写真1)このメンバーの中には、中国、 ベトナム、メキシコからの留学生も含まれ、国際色 豊かな面々となっています。留学生と日本人学生の 間には、お互いに言語の壁がありますが、研究や歓 迎会、食事などを通して積極的にコミュニケーショ ンをとり、一人一人が協力し切磋琢磨し合いながら、 日々研究に取り組んでおります。 本研究室では、加工プロセスを利用したマルチス ケールな材料組織制御、および、そのための合金設 計を駆使し、鉄鋼材料などの構造材料からエネルギー 変換材料の機能材料における特性・機能の高度化や 新規材料の創製に関する研究を行っています。また、 それらに加えて、塑性変形制御に基づく成形限界向 材料機能制御研究室の近況報告 博士前期課程1年 外輪 弘太郎
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