研究室だより応用化学・生命工学系 2025年 第42号 TUT 同窓会報 21 セミナー(輪講)、カレントセミナー(雑誌会)を行っ ています。 研究室の行事は新型コロナウイルスの影響でしば らく自粛していましたが、最近では研究室内の歓送 迎会、暑気払いなどのレクリエーションも徐々に復 活してきました。毎年行っていた信州大学理学部物 理化学研究室との夏季セミナーも復活し、今年4年 ぶりに参加する予定でしたが、台風 10 号の影響で直 前になって中止になりました。皆楽しみにしていた ので大変残念でした。それでも研究の合間はソフト ボール、登山、BBQ、相撲などを通してリフレッシュ し、研究室メンバーの親睦を深めております。 卒業生、修了生の皆様方におかれましては、大変 ご多忙のことと存じますが、豊橋へお越しになる機 会がございましたら是非研究室にお立ち寄りくだ さい。松本先生が技科大に移って30年以上が経ち、 時々、卒業生・修了生の方がいらっしゃると、懐か しく皆さんの学生時代の話をされています。私たち も、先輩方の在学中や、卒業・修了後の貴重なお話 をぜひお聞かせ頂ければと楽しみにしています。研 究室一同楽しみにお待ちしております。先輩方のさ らなるご活躍とご健康をお祈り申し上げます。 機能性界面科学研究室の卒業生・修了生の皆様、 いかがお過ごしでしょうか。諸先輩方に置かれまし ては、日々ご健勝のことと存じます。 機能性界面科学研究室 ( 松本研 ) には松本明彦教授 のもと大学院学生(博士前期課程)5名、学部学生4 名の計 10 名が在籍して、日々研究活動に励んでいま す。 現在、機能性界面科学研究室では、機能性多孔体 であるゼオライト、活性炭素繊維、メソポーラスシ リカへの気体分子吸着と表面化学組成の制御に加え て、ジオポリマーへの吸着に関する研究を行うとと もに、新規な有機高分子-無機物質複合材料の開発 を目的とした、無機固体フィラー表面の化学組成の 制御と特性化を研究しています。具体的な研究テー マは次の通りです:1. ゼオライトのCO2 吸着機構の 解明、 2. VPSAシステムを用いたCO2 吸着のサー マルマネジメントによる高効率化、3. ミクロ多孔性 活性炭素への高圧 CO2 吸着、4. 多孔性炭素表面の化 学修飾による吸着制御、5. アルミノシリケートジオ ポリマーの多孔化と吸着特性化、6. メソ多孔性シリ カの構造安定化と吸着性制御、7. 無機固体の表面化 学組成制御による新規複合材料フィラーの開発。研 究のほかには、従来と同様にコロキウム(報告会)、 機能性界面科学研究室(松本研)の近況報告 修士2年 香川 晃輝
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