2025年 第42号 TUT 同窓会報 17 会への参加を積極的に行っています。ブラウザでも 体験できるものが多いので、ぜひご体験ください。 研究室は、常に活気に満ち溢れており、年齢やバッ クグラウンドも異なるメンバーが、互いに学び合い、 刺激し合いながら、それぞれの研究テーマに熱心に 取り組んでいます。研究室の雰囲気は非常に自由で、 教授や先輩方は、学生の自主性を尊重し、常に新し いアイデアに挑戦することを奨励してくれます。議 論や意見交換を通して、自分の考えを深め、新たな 視点を獲得できる環境は、研究者や開発者として大 きく成長するための絶好の機会となっています。 研究室では、定期的にゼミや研究会を開催し、最 新の研究成果や論文、VR 開発などの技術について議 論しています。これらの活動を通して、メンバー全 員が常に最新の技術動向を把握し、研究の質を高め るよう努めています。また、時には研究室メンバー で食事に行ったり、スポーツをしたりと、研究以外 の時間でも親睦を深めています。このような温かい 人間関係は、研究室生活をより充実したものにして くれます。 北崎研究室は、単なる研究室ではなく、未来を創 造していくための仲間が集う場所です。私たちは、 常に新しい技術に挑戦し、社会に貢献できる研究成 果を生み出すことを目標としています。 視覚心理物理学研究室は、バーチャルリアリティ や認知神経科学、機械学習といった最先端技術を駆 使し、未来の社会をより豊かにするための研究を推 進しています。個性豊かなメンバーが集い、活発な 議論と自由な発想を奨励する環境の中で、常に新し い発見と挑戦に満ち溢れた研究活動を行っています。 私たちの研究テーマは多岐に渡り、バーチャルリ アリティによる身体編集技術を用いた自在化身体研 究、マルチモーダル刺激によるバーチャル歩行シス テムの開発、ロボットなど人以外を対象とした共感 の解明など、最先端技術を駆使した革新的な研究に 取り組んでいます。具体的な例として、足裏に振動 を与え、自分のアバターが歩いている姿を観察する ことで、実際には座っているにも関わらずあたかも 歩いているように感じるバーチャル歩行システムを 作っています。私の研究は、それを活用して寝てい る状態でも起き上がって歩き出す感覚を作り出すこ とです。 研究室の活動は、単に論文を発表するだけではあ りません。国内外の学会やワークショップへの積極 的な参加、企業との共同研究開発など、外部との連 携を強化することで、研究成果を社会実装へと繋げ、 社会貢献を目指しています。特に最近は、技科大の メタバースを作成し(http://vr.tut.ac.jp)、それを地 域の一般の方々や企業関係者に体験してもらう展示 視覚心理物理学研究室の近況報告 修士1年 坂田 龍星
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