同窓会報No.41

28 2024年 第41号 TUT 同窓会報 現在は新型コロナウイルス感染拡大防止に関する規 制がほとんど解除され、ノーマスクでの対面授業や研 究活動、課外活動ができるようになり、ほぼ以前の生 活に戻っています。応用化学・生命工学系研究室対抗 ソフトボール大会も3年ぶりに開催されました。当研 究室は惜しくも準優勝という結果に終わりましたが、 来年こそは優勝しようとリベンジに燃えております。 卒業生、修了生の皆様方におかれましては、豊橋へ お越しになる機会がございましたら是非本学にお立ち 寄りください。末筆ながら、皆様のご健康と更なるご 活躍をお祈り申し上げます。 卒業生・修了生の皆様におかれましては、益々ご活 躍のこととお慶び申し上げます。さて、本稿では豊橋 技術科学大学応用化学・生命工学系の機能触媒シス テム工学研究室についてご紹介いたします。 当研究室では、水嶋教授と大北助手が主導する固体 触媒グループと佐藤助教が主導する希土類マンガナイ トグループに分かれて研究を行っています。現在、両 グループを合せて修士学生10 名、学部学生 6 名の計 16 名が在籍しており、日々研究に取り組んでいます。 固体触媒グループでは、化学工業、エネルギー産業 および環境浄化・保全のための無機固体触媒および触 媒反応システムの研究開発を行っています。現在は高 耐熱性自動車触媒用新規材料の開発や大気中に存在 する極低濃度の揮発性有機化合物(VOC)を効率良 く酸化・分解するためのプラズマ触媒反応システムや 通電加熱ワイヤー触媒の開発、常温常圧プラズマアン モニア合成用の触媒と反応システムの開発、バイオマ スエタノールの水蒸気改質による水素製造用触媒の開 発等を行っています。希土類マンガナイトグループで は希土類マンガナイトの合成とその構造・特性に関す る研究を行っており、最近は特にペロブスカイト型高 エントロピー酸化物の合成に注力しています。各研究 テーマで先輩、同輩、後輩が協力し、議論しながら活 発な研究活動を進めています。 機能触媒システム工学研究室 博士前期課程2年 玉井 陽介

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