同窓会報No.41

24 2024年 第41号 TUT 同窓会報 情報ネットワーク研究室の活動報告 修士1年 土合 玲音 ワーク研究室では、通信ネットワークを情報処理シ ステムの一部と捉えて、これらの快適性、利便性、 安全性を実現するための情報処理システムの研究課 題に取り組みます。 当研究室の主な研究テーマは、ネットワーク分散 アーキテクチャ、超低遅延ネットワーク、ネットワー クサービス処理システムです。 成果として、まず私が北海道で開催された研究会 で研究成果を発表しました。さらに、その後、平木 がIEEE CCNC2024で1月にラスベガスで研究成果 を発表しました。彼の発表は、国際的な舞台での大 きな一歩であり、研究室全体のモチベーションを高 めるものとなりました。 コンピュータと通信ネットワークの進化は止まる ことを知らず、私たちの研究室もこれらの変化に対 応し、新たなネットワークサービスの実現に向けて 日々努力を重ねています。 最後に、皆様のご多忙の中、研究室にお越しいた だければ幸いです。皆様の経験や知見は、私たちに とって大変貴重です。研究室一同、皆様のご来訪を 心よりお待ちしております。 卒業生・修了生の皆様の一層のご発展を心よりお 祈り申し上げます。 卒業生、修了生の皆様へ 皆様には常にご健勝でご活躍されていることと存 じます。この度は、2022 年に新たに設立された情報 ネットワーク研究室から、一年間の活動報告をさせ ていただきます。 川端教授のもと、2023 年度本研究室は博士前期課 程の学生2名と学部生2名、計4名でスタートしま した。残念ながら、学部生の卒業により、彼らとの 日々の研究活動が終わることは寂しくもありますが、 彼らの新たなステップに向けての期待も大きいです。 本研究室では、情報処理システムと通信ネットワー クを融合した研究課題に取り組み、新たなネットワー クサービスの実現を目指します。携帯電話サービス、 Web 会議、ネットワークゲーム、農業、交通など様々 なIoTアプリケーション等のネットワークサービス は、通信ネットワークを介して提供され、ネットワー クを介して情報処理されます。コンピュータ間を接 続するネットワーク、ユーザとコンピュータをつな ぐネットワークは、広い意味で情報処理システムの 一部と言えます。また、ネットワークサービスでは、 大容量で低遅延な操作を実現する快適性、場所を選 ばず利用できる利便性、セキュリティリスクを気に せず利用できる安全性は、様々なサービスに共通に 求められる要件です。コンピュータは高性能化し、 通信ネットワークも高速化する時代に、情報ネット

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