14 2024年 第41号 TUT 同窓会報 校正、視覚センサによる木版検査システムの設計、多慣 性駆動系の状態推定と適応制御、ワイパーシステムの最 適動作生成、視覚センサによる農産物選別支援システム の設計、クラウド型定位インフラストラクチャシステムの 構築などがあります。 内山教授と高橋准教授の研究グループは独立に運営さ れ、私は内山教授のグループに所属していますが、研究 室が分散しており、また、コロナ禍でリモートワークが普 及したため、自分の研究テーマに関連する学生以外と対 面で交流する機会が少なくなっている点が残念です。一 方で,朝一の研究室ゼミなどに自宅から参加できるように なるなどの利点も感じています。最近では、一人で研究 活動に集中するときと、他学生と交流するときのメリハリ を付けることで、より有意義な学生生活を送れると思って います。 留学生が多いため、日本人用の日本語でのゼミと、留 学生用の英語でのゼミが行われており、日本人学生も英 語でのゼミへの参加を勧められていますが、研究活動に 忙しいこともあり、ほとんど参加できていないのが現状で す。せっかくの機会なので、学生生活も残り少なくなりま したが、参加を検討したいと思います。 同窓生の皆様におかれましては、機会がございました ら、ぜひ研究室にお立ち寄りいただければと存じます。末 尾ながら、皆さまのご健勝とご多幸を祈念申し上げます。 同窓生の皆さまにおかれましては,ますますご活躍のこ とと存じます。システム工学研究室は 2014 年度に旧生産 システム研究室を引き継ぐ形で設置されました。2022 年 度より、高橋淳二准教授を迎え、現在の教職員は内山教 授、Farrage 研究員(エジプト出身),Mathew 研究員(タ ンザニア出身)、Min 研究員(ミャンマー出身)、百濟研究 員、小嶋事務補佐員の計 7 名になります。学生について は博士後期課程 7 名、前期課程19 名、学部4年生8名、 学部3年生(早期配属)2 名が在籍しています。このうち、 13 名が留学生であり、タンザニア、インドネシア、マレー シア、ベトナム、ドイツ、モンゴルの出身です。写真は本 年9月に博士後期課程 1名(タンザニア出身)、前期課程 2 名(ドイツ、スペイン出身)が修了し、マレーシアの大 学から教員1 名、インターンシップ学生 3 名を受け入れた ときに記念撮影したものです。 研究室では、産業応用を指向した研究課題にシステム 論的な視点で取り組み、企業との共同研究を多く実施し ています。私事で恐縮ですが、椿の実などの地上に落下 した果実を効率的に回収する移動ロボットの最適動作生 成に取り組み、シミュレーションや実験を繰り返して、あ る程度の成果を得ることができました。昨年度に 2 回学会 発表することができ、奨励賞をいただきました。現在、英 語での発表を勧められていますが、悩んでいるところです。 この他のテーマとしては、大型クレーンの最適動作生 成と制御、機械駆動系の省エネルギー制御、屋外清掃ロ ボットの設計と制御、ロボットマニピュレータの最適動作 システム工学研究室の近況報告 博士前期課程2年 石山 拓矢
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