同窓会報No.40

機械ダイナミクス研究室の近況報告 田尻 大樹 2023年 第40号 TUT 同窓会報 5 さて研究室の伝統は、懇親会、夏の研究室旅行、開 学記念駅伝大会(その他各種スポーツ大会)などのイ ベントに積極的に参加し、学生が主体となって場を盛 り上げることが挙げられます。恒例行事である懇親会 と研究室旅行は、新型コロナウイルス感染症の感染拡 大の影響を受けて自粛している状況です。一方で駅伝 大会は、幸いにも感染拡大が落ち着いたタイミングと 重なり、今年 ( 第 45回大会 )も参加することができま した、研究室としての駅伝大会への参加は 2008 年 ( 第 31回大会 )からです。毎年複数のチームが参加し、体 育会系クラブを含めてもまずまずの成績を収めてきて おりましたが、今年は悲願の初優勝を果たすことがで きました ( 添付写真 )。 コロナ禍が一日も早く終息することを願い、そして研 究室の恒例行事(新歓、年2回の研究報告会の打ち上げ、 進路決定、OB 会、卒研打ち上げ、新年会、追い出しなど、 いろいろな理由を付けて…)が復活し、研究室活動が 再び活発になることを願っております。研究室の様子 につきましてはホームページ (http://dynaweb.me.tut. ac.jp/) に掲載していきますので、是非ご覧下さい。末 筆ながら、卒業生・修了生の皆様のご健康、ご活躍を 祈念するとともに、今後とも機械ダイナミクス研究室 をご支援下さいますようお願い申し上げます。 卒業生・修了生の皆様方におかれましては、ますま すご健勝のことと存じます。本研究室「機械ダイナミ クス研究室」は河村庄造教授が 2004年に本学に着任 されたときに発足しました。18 年の歴史の中で研究室 体制は移り変わってきましたが、研究室の理念と伝統 は引き継がれてきております、現在の研究室のメンバー は、河村庄造教授、松原真己准教授、田尻大樹助教、 湯川治敏教授 ( 協力教員、愛知大学 )、博士後期課程 1 名 ( 社会人 )、博士前期課程 17 名、学部生 8 名です。 研究室では、「振動工学に基づいて持続可能社会の 実現に貢献する」を理念としており、振動工学を基礎 とした機械・構造物・スポーツ用具などの人工物およ び身体運動のモデル化、解析、設計に関する教育・研 究を行っております。具体的には、身の回りの人工物 の振動特性を同定する実験モード解析に関する研究、 階層構造物などを対象とした動的設計・評価・診断に 関する研究や免振・制振に関する研究、自動車用タイ ヤを対象としたモデル化・動的解析に関する研究、動 的 X 線 CTを利用した減衰材料の評価・モデル化に関 する研究、水潤滑静圧軸受の動特性解析に関する研究、 姿勢推定技術を利用した身体運動の動作解析に関する 研究、各種スポーツ競技場に設置されるサーフェスの 衝撃緩衝性の評価に関する研究などです。このように 対象物の振動や動作などの動的挙動に注目した研究に 取り組んでおります。

RkJQdWJsaXNoZXIy NDY3NTA=