同窓会報No.40

2023年 第40号 TUT 同窓会報 29 水環境保全工学研究室の近況報告 助教 NGUYEN MINH NGOC(グエン・ミン・ギョク) 同窓生の皆様におかれましては、ますますご健勝のこ ととお慶び申し上げます。 水環境保全工学研究室には 2022 年12 月現在、博士 後期課程 2 名、博士前期課程 5 名(M2:3 名& M1:2 名)、学部四年生 5 名が配属されており、短期国際交流 プログラムの留学生として 4 名が加わり、井上隆信教授 と横田久里子准教授とともに研究に励んでおります。本 研究室ではアフガニスタン、バングラデシュ、インドネ シア、マレーシア、ベトナムなどの国々から来られて国 際性は非常に高いです。皆さん自国の文化を紹介しな がらお互いのことを理解しあって、仲良くやっています。 先ず、研究内容についてご紹介します。本研究室で は水環境を保全するために、多方面で工学的に水の事 をアプローチし、フィールド調査、定性定量分析、水質 シミュレーションまで実施しております。詳細としては、 東三河地方に流れる河川水系と流域における重金属や 栄養塩等の年間の流出負荷量と流出特性の動態解明に 関する研究と、ダムを建設することにより豊川水系の環 境影響の評価研究に加え、超音波抽出を用いてより迅 速かつ正確に生物利用可能性リンを定量する手法の研 究開発をしております。それからIoTs 応用のスマート メータの導入により水道の配水中の残留塩素濃度減少 量を評価する研究などの研究にも取り組んでおります。 とにかく水に関わることであれば何でもやる何でもや りたいという研究室です。その成果としては国内・国 際学会発表や学術論文の執筆を通して積極的に研究 成果を公開しており、2022 年度は国際会議にて Best PresenterやThe Best Poster Award などを受賞しま した。さらに、話題の河川のプラスチックごみ問題にも 挑戦しており、11月5日にInternational Symposium on Plastic Waste Management を主催しました。 研究活動以外にも恒例行事としてバーベキューが行 われています。研究室のメンバーや OB、OG の方々の 交流の場になっていますので、ご都合が合えば是非ご 参加ください。 それから研究室の先輩後輩の交流する 目的として、新入生歓迎会や打ち上げも行っています。 その場で色々な意見交換やお互いの事を理解しあって、 人と人の距離が縮まります。 ご多忙やコロナ禍で自由自在に動けない事は存じま すが、許される範囲で結構ですので、機会があればぜ ひ当研究室にお立ち寄りください。研究室一同お待ち申 し上げております。最後となりましたが、卒業生・修了 生の皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げますと共に 今後とも本研究室にご支援いただきますようお願い申し 上げます。 2022 年12月時点の研究室メンバー

RkJQdWJsaXNoZXIy NDY3NTA=