学内近況報告 系長 齊戸 美弘 前号までの同窓会報でも、新型コロナウイルス感染 症(COVID-19)の本系への影響についてお伝えしま したが、昨冬以降、感染対策を講じた上で、対面での 講義や学会活動などが再開されています。オンライン 講義を併用しながらではありますが、徐々に新型コロ ナウイルス感染症拡大以前の教育・研究活動に戻りつ つあります。例年12月に行われる学部 4 年生の卒業 研究発表会は、2020 年および 2021 年にはオンライン で実施いたしましたが、2022年度は対面形式で実施 し、活発な議論がなされました。一方で、本稿執筆時 点において、感染者数が再び増加する傾向が見られて おり、2023 年1月から始まる実務訓練などへの影響 を危惧しております。今後も感染状況やそれに伴う教 育・研究環境の変化に対して、迅速かつ柔軟に対応し て参ります。 以上、応用化学・生命工学系の近況をご報告いた しました。最新の情報は本学ホームページ (https:// www.tut.ac.jp/) あるいは、応用化学・生命工学系ホー ムページ (https://chem.tut.ac.jp/)をご覧ください。今 後とも本系教職員一同、これまで以上に社会に貢献で きる教育・研究を行うべく、より一層努力してゆく所 存です。同窓生の皆様におかれましては、応用化学・ 生命工学系の教育・研究活動に引き続きご支援とご鞭 撻をよろしくお願いいたします。末筆ながら、同窓生 の皆様の益々のご活躍とご健康をお祈り申し上げます。 本学卒業生・修了生の皆様におかれましては、ます ますご健勝のことと存じます。応用化学・生命工学系 の近況についてご報告いたします。 最初に、前号の同窓会報以降の応用化学・生命工学 系の教員の異動についてお伝えいたします。岩佐精二 教授が 2022 年 3 月末に定年退職されました。岩佐先 生は1997 年末に旧物質工学系に着任され、長きにわ たり有機合成化学の教育・研究にご尽力くださいまし た。広瀬侑助教が 2022 年 4 月に准教授へと昇任され ました。昇任後は、ゲノム光生物学研究室を主宰して 教育・研究に従事されているほか、系の運営にも尽力 いただいています。生命機能科学研究室の吉田祥子講 師は 2022 年 10 月 1 日付けで本系を離れられ、本学ダ イバーシティ推進センター専任の教授として着任され ました。吉田先生には異動後も本系の兼務教員をお願 いしています。一方で、大変残念なことですが、本系 教授の辻秀人先生におかれましては、2022 年 12 月 15 日に61歳の若さで急逝されました。辻先生は旧技術 開発センター (現在の教育研究基盤センター)に着任 され、その後、旧エコロジー工学系に異動されて以来、 長きにわたり高分子材料の教育・研究にご尽力くださ いました。その卓越した研究業績については皆様もご 存じだと思います。ここに心よりご冥福をお祈り申し 上げます。 令和 4 年度より、系長が小職、副系長が高島和則教 授および水嶋生智教授の 2 名で、応用化学・生命工学 系の運営を担当しています。本系に所属する教員は、 分子制御化学、分子機能化学、分子生物化学の各分 野で引き続き活発な教育・研究活動を行なっています。 現在の研究室一覧および教員配置は、別表をご参照く ださい。 22 2023年 第40号 TUT 同窓会報
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