同窓会報No.40

画像情報メディア研究室の近況報告 修士2年 山林 央樹 が、残念ながらコロナ禍で見送る形となりました。 このような状況下でも日々の研究活動が行えること に我々は、心から感謝致しますとともに、より一層、 この研究室が活躍できますよう日々努めて参りたいと 存じます。末筆ながら、皆様方の今後の更なるご活躍 とご健康を研究室一同、心よりお祈りしています。 卒業生・修了生の皆様、いかがお過ごしでしょうか。 皆様におかれましては、日々ご健勝のことと思います。 さて、本稿では画像情報メディア研究室の近況を簡 単にではありますが、ご報告いたします。現在、本研 究室は菅谷准教授指導のもと、学部生 5 人、博士前 期課程の学生 6 人で日々研究に勤しんでおります。本 研究室は、カメラ画像から物体の 3 次元モデルを生 成する 3 次元復元や、現実世界と CG 映像を相互に 干渉しあう MR 技術など、カメラ幾何に関連する分 野における様々な問題に取り組んでいます。新型コロ ナウイルス感染の影響で従来通りの研究活動を行うこ とが困難な時期もありましたが、今年度に入り、感染 拡大にも落ち着きが見られ、対面とオンラインの両方 で活発に研究を進めております。 近年は研究室として、360 度カメラを用いた自由視 点映像の作成に関する研究に重点的に取り組んでおり ます。自由視点映像の作成はオンラインでのキャンパ スツアーに有効な技術であり、このコロナ渦において 大変注目されています。この問題に対して、画像から の 3次元復元や、カメラ姿勢の推定方法など、研究 室で培ってきたノウハウを生かして課題解決に臨んで います。また、従来より取り組んでいた点特徴量およ び線特徴量を用いたカメラ姿勢推定に関する研究や、 深層学習を用いた画像生成に関する研究などについて も、さらなる精度向上を目指して引き続き取り組んで おります。 例年開催していたボウリング大会や OB 会などです 2023年 第40号 TUT 同窓会報 21

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