行動知能システム学研究室の近況報告 博士3年 松崎 成道 従来本研究室では夏季休業中の研究室旅行など、時 期ごとに様々なイベントを催していたのですが、昨今の コロナウイルス感染症の流行により、ここ数年ことごと く中止になっていました。今年は感染対策が緩和され、 弊学サカキパークの使用が解禁されたため、数年ぶりに 研究室でのバーベキューを行いました。現在所属する M2 以下の学生たちはコロナ以前のイベントに参加した ことがなく、これが彼らにとっての初めてのイベントで あったこともあり、大いに盛り上がりました。本研究室 に約 7 年所属する筆者としては、長い時間を経て学生や 教職員が集まるイベントに再び参加できたことに感慨も ひとしおでした。今後はこのような活気ある大学生活が 戻ることを願うばかりです。 また、昨年はオンラインでの研究室 OB 会を行い、研 究室創設時の OB から在学生に至るまで多くの方のご参 加を賜りました。実際に開催地に赴く面倒がなく、存外 に良い試みだったのではないかと思います。昨年の開催 から時間が経ってしまいましたが、ぜひ第 2 回以降も開 催したいと考えているところです。 卒業生、修了生の皆様におかれましては日々ご多忙の こととは存じますが、近くにお越しの際はぜひお立ち寄 りいただけますと幸いです。研究室一同お待ち申し上げ ております。 末筆ではございますが、皆様のご多幸とますますのご 活躍をお祈り申し上げます。 卒業生、修了生の皆様におかれましては、ますますご 清栄のこととお喜び申し上げます。 本稿では行動知能システム学研究室の近況について ご報告いたします。 今年度は、三浦純教授のもと総勢36名(助教: 1名、 秘書: 2名、研究員: 2名、博士: 3名、修士: 18名、学部: 8名、研究生: 2名)のメンバーで活動しています。近 年は、ダブルディグリープログラムおよび留学プログラ ムIMLEX の履修生や、海外大学に籍を置きながら本研 究室で研究を行う研究生など計 10 名の海外留学生を擁 し、国際色豊かな研究室になっています。また、4 名の 日本人学生が上記プログラムを通じて海外留学中です。 本研究室では、複雑な環境下で自律的な行動を行う 知能ロボットの研究を行っています。研究テーマは、種々 のセンサを用いた環境認識、自律移動と自己位置推定 といった自律移動ロボットの基礎的な技術から、家庭用 サービスロボットの行動計画と知識管理、深層学習に基 づく自動運転、人とロボットが共に生きることを目指し たヒューマン・ロボットインタラクション(HRI)など多 岐にわたります。生活支援ロボットHSR や自動車椅子 Whill などのロボットを用いて、実世界で動作するロボッ トシステムの研究・開発を日々行っています。 本稿の執筆時(2022年12月)は学部 4 年と修士 2 年の研究が佳境を迎え、連日廊下や屋外など研究室周 りの至るところでロボットが動いているところを目にしま す。卒業生、修了生の皆様も、かつての研究の日々が懐 かしく感じられるのではないでしょうか。 20 2023年 第40号 TUT 同窓会報
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