2022 年 4 月付けで、情報・知能工学系音声言語処理研究室(北岡研究室)に助教 として着任いたしました若林佑幸(わかばやしゆうこう)と申します。出身は京都 府で、大阪大学大学院博士前期課程を修了後、ローム株式会社での二年間の就業、 京都大学情報メディアセンターでの研究員として二年間の就業を経て、2017 年 9 月 に立命館大学大学院博士後期課程で博士(工学)の学位を取得しました。その後、 立命館大学・名古屋大学でのポスドク研究員と並行して、東京都立大学の特任助教 として 2018 年 4 月から 4 年間勤務した後、本学に着任いたしました。専門分野は信 号処理で、特に音声・音楽などの音響信号を対象にし、信号を加工したり情報を抽出したりすることがテーマとな ります。近年身近になったスマートスピーカやスマートフォンなどに搭載されている音響処理技術である雑音除去・ 音源分離・音源定位等が応用例に挙げられます。企業での勤務時には半導体チップの開発が業務でしたが、それ以 外では音響信号処理に関する研究に従事しています。幸運なことに様々な研究機関において多くの先生方・学生達 と議論してきており、人間関係も築いてこれました。これからも自身の研究を推進することは勿論のこと、配属研 究室でも学生の主体性をはぐくむような指導を行い、学生と共にさらに成長していきたいと思っております。授業 に対しても、学生の理解の助けとなるようにできる限り嚙み砕き、授業を展開していく所存です。皆様には、今後 ともご指導、ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。 情報・知能工学系 助教 若林 佑幸 18 2023年 第40号 TUT 同窓会報
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