同窓会報No.38

2021 年 第 38 号 TUT 同窓会報 1 豊橋技術科学大学同窓会の皆様方におかれましては、常日頃より同窓会活動に対しましてご理解とご協力を賜りまし て誠にありがとうございます。改めて深くお礼申し上げます。 また、新型コロナウイルス感染症の波は納まる気配がなく、地球温暖化による気候変動は、隔地で水害や土砂災害に よる多大な被害をもたらしました。これらの感染や被害に合われた方に心よりお見舞い申し上げます。 さて、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、経済的に困窮に陥っている学生を救いたいとの想いから、昨年度 は総会での議決を経て大学に 2,000 万円を寄付致しました。大学の緊急学生経済支援プランの一環として大学と連携し、 この寄付を原資に支援額上限 100 万円、返済不要の給付型の支援を行い、困窮する学生に総額約 1,290 万円の支給を、 また加えて留学生の渡航費の補助として 500 万円を充てることができました。支援を受けた保護者の方からもお礼の手 紙を頂くなど、同窓会が困窮する学生の力になれたことを嬉しく思います。改めて寄付にご理解を頂いた皆様に深く感 謝を申し上げます。 とは言え、今も感染拡大の波は納まらず、大学としても授業料免除の枠を広げて頂いているものの困窮が続く学生は 多くいると考え、今年度も500 万円の支援予算を総会で議決頂き、昨年度寄付の残金 210 万円と合わせて支援を行って まいります。また、昨年度は例年行っている同窓生の集まるイベント・懇親会への補助申請が減少したことから、今年 度はその予算を学生食堂での食事支援の補助に充て、月曜、金曜の朝食支援「めざましごはんプレミアム」、水曜の昼 食支援「同窓会エールランチ」(いずれも仮称)として、学生の健康の糧となるよう提供することとしました。コロナウ イルス感染症はまだまだ先が見えませんが、引き続き大学と連携して、困窮を理由に学生が学業や研究を断念すること のないよう見守っていきたいと考えております。 コロナ禍の中、IT化により皆さんの職場や生活環境が大きく変わり、その内のリモートは時間、空間、移動に大きな 変化をもたらしたことと思います。今は同窓生と顔を合わせて杯を交わす懇親会は叶いませんが、リモートを活用すれ ば日頃は会えない遠方、海外の同窓生や恩師との再会も容易にできます。コロナ禍の中で皆様の一つ一つの同窓会のネッ トワークが途絶えることなく、むしろこれを広げて大きなネットワークになるよう、同窓会として皆様の交友を深める活 動の支援をしていきたいと考えています。連絡先が分からない場合には、同窓会と大学の「卒業生連携室」で構築した Web 名簿システムを活用頂き、また一方で、まだ情報を登録されていない卒業生の皆様には、お手数ですが同窓会のホー ムページにアクセスして最新情報を入力頂けると助かります。 また、例年の企画については、今年度も制約を受けるものが多々あろうかと思いますが、昨年度に実施できた「優秀 学生の表彰」や「課外活動の支援」など、多くの企画をできる限り行いたいと考えております。これら様々な同窓会活 動への皆様方のご協力、ご理解を重ねてお願いし、挨拶とさせて頂きます。 同 窓 会 会 長 挨 拶 コロナ禍で困窮する学生の支援を同窓会の力で 旧6系(建設工学)4期生 若林 亮 (株式会社日建設計 執行役員)

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