同窓会報No.37

2020 年 第 37 号 TUT 同窓会報 1 豊橋技術科学大学同窓会の皆様方におかれましては、常日頃より同窓会活動に対しましてご理解とご協力を賜りまして 誠にありがとうございます。 さて、直近の世界情勢に目を転じますと、マドリードで開催されたCOP25においてパリ協定との乖離が問題視され、加 えて環境活動家のグレタ・デュンベリさんが世界のCO 2 低減努力が実質成されていないとの批判演説もあり、地球温暖化 への更なる取組みが急務となっています。大気の平均 CO 2 濃度として今年 2019 年 5 月に 415ppmが記録され、1 年間で 5ppmも上昇しました。異常気候による悲惨な災害は世界中で多発していることは言うまでもございません。 そんな中、日本はCO 2 排出量第 5 位の国でもあり、エネルギー政策も含めたゼロインパクトCO 2 と豊かで明るい持続的 な社会を両立していかなければなりません。そのためにも、高度な科学技術力に裏打ちされた日本独自のマネのされないモ ノづくりをベースにした産業競争力を更に向上していくべきです。同窓会と致しましても、世界中の豊橋技科大同窓生の年 次や系の枠を超えた輪と絆を広げ、それをコアとしてまずは日本社会に貢献できるような活動をして行きたいものです。 その取組みの1 つとして、豊橋技科大に昨年設立された「卒業生連携室」と同窓会の共催で、今年の11月にホームカ ミングデー:HCDを開催致しました。参加者は、約 250 名で目標をクリア致しましたが、もっともっと皆様に参加して戴 きたかったと反省して居ります。ご案内が遅かったことが1つの要因です。午前中には青空の広がる中キャンパスツアーが 企画され、何十年ぶりかに訪れたOB/OGの方々が、その変貌ぶりと昔の想い出が合体した風景を楽しんで居られました。 午後には、世界で活躍されている卒業生を中心に 8 名による講演会が行われ熱心に聴講されていました。夕方には、同窓 会の支援によるアルコールも交えた交流会を学生食堂で開催し、卒業以来初めても含めて何十年ぶりの再会も珍しくなく、 大盛況のうちにお開きとなりました。このように、各界でご活躍されている卒業生の人脈の輪を広げていくことが、皆様の ためにも大学のためにも日本のためにも繋がると確信して居ります。その他の今年度の同窓会事業としましては、昨年度と 同じです。 最後になりましたが、私古野は今年度を持ちまして第 7 代目の同窓会会長を退任させて戴きます。2013 年 11月からの 6 年 5ヶ月の間、同窓会役員の方々を始め、多くのOB/OGの皆様に支えて戴きながら進んで来れたと思います。この場をお 借りして、皆様方に心から深く感謝と御礼を申し上げます。 今後とも、同窓会活動への皆様方のご協力・ご理解を深くお願いして、挨拶に代えさせて戴きます。 同 窓 会 会 長 挨 拶 ホームカミングデーに想う、会長最後の年! 旧第 3 系(電気・電子工学)1期生  古野 志健男 <2019年度 (株)SOKEN 専務取締役>

RkJQdWJsaXNoZXIy NDY3NTA=