バックナンバー

学内近況報告

情報・知能工学系 系長補佐(知識情報工学担当)  石 田 好 輝

 まず今年起きました3.11東日本大震災とそれによる津波、原発事故により被災された方々へ謹んでお見舞い申し上げます。同窓生の皆様におかれましても、ご無事であれば幸いです。今年は日本だけに目をやっても3.11大震災だけでなく数度の台風や大雨での被害、また海外ではタイの洪水やトルコでの地震など枚挙にいとまがありません。近況として、やはり3.11大震災の影響からご報告したいと存じます。
 3.11当日、F棟の5階居室にいましたが、周期の長いかなり大きな揺れを感じました。私事になりますが、当方は神戸震災も関西で経験しましたので、そのときの記憶が蘇りいやな予感がしました。その予感の通り、地震も津波も目を覆うばかりのもので、その後はemailなどを使っての学生さんの安否確認など情報収集に追われました。7系でも学生や教職員に東北関係者がいますので、かなりの影響がでました。その影響の一つとして、教員の研究課題として災害対策、リスク管理などが新たにテーマとして加わったり、また比重が大きくなってきたこともあると存じます。私自身も、ネットワーク科学やゲーム論などで人は社会的、利得的に繋がっているものと頭では分かっていたつもりでしたが、あらためて事実として思い知らされた次第です。
 さて再編後の教育課程の変化に目を向けますと、新しい取り組みとして学部2年次の研究プロジェクトがあります。これは早い時期に研究を体験してもらおうという趣旨(いわゆるミニ卒研)で、幾つかの研究室へ2年次生が配属されて来て、与えられた課題を研究室でこなしていくというものです。今年度はオセロゲームを仕様も含めて作成していくことになっております。また修士1年次ではシステムデザインプロジェクトがあり、これまでの修士研究の成果を12月にひばりラウンジにてポスターセッションで発表し、教員とディスカッションします。
 7系でも震災の影響は少なからずございましたが、このように再編後の新3系としての様々な取組みで、社会に貢献できる人材を育成していこうと教員一同意気込んでおります。同窓の先輩諸氏におかれましても、今後とも知識情報工学課程および情報・知能工学課程・専攻へのご支援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 最後になりましたが、同窓生の皆様の日頃の知識情報工学課程・専攻へのご支援に感謝し、皆様の益々のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。
(TUT同窓会報 第29号より)


教職員一覧(平成23年10月現在)

  • 【情報科学分野】
    • 教 授: 増山  繁、石田 好輝
    • 准教授: 河合 和久、村越 一支
    • 助 教: 相田  慎、酒井 浩之、原田 耕治

  • 【機能情報工学分野】
    • 教 授: 新田 恒雄、堀川 順生、岡田美智男
    • 准教授: 金澤  靖、北崎 充晃、桂田 浩一
    • 助 教: 杉本 俊二、P. Ravindra S. De Silva

  • 【分子情報工学分野】
    • 教 授: 関野 秀男、高橋 由雅
    • 准教授: 栗田 典之、後藤 仁志
    • 講 師: 加藤 博明
    • 助 教: 墨  智成、志賀 元紀

  • 【事務関係】
    • 事務職員: 佐野友子、依田和子
    • 技術職員: 小西和孝

  • 【学生現員】
    • 学 部: 1年次15名、2年次16名、3年次60名、4年次63名
    • 修 士: 1年次101名、2年次107名
    • (*) B1, B2, M1, M2は、新3系(情報・知能工学系)所属

back 7系同窓会ホームページに戻る
Copyright (c) 2001-2012, 豊橋技術科学大学7系同窓会, All rights reserved.
Last Updated Mar. 28, 2012. / Since Dec. 25, 2001.